スウェーデン・ストックホルム発のバッグブランド「サンクヴィスト(SANDQVIST)」が、今年より日本で本格展開を再開している。日本での正規輸入代理店となるのは、北欧・北米を中心としたアウトドアブランドを取り扱うアンプラージュインターナショナル(以下、UPI)。2023年を最後に国内展開のなかった「サンクヴィスト」だが、スウェーデンの自然にインスパイアされたミニマルかつ耐久性・機能性を重視したクラフツマンシップあるモノ作りを行う同ブランドと、北欧の道具に知見があり“自然とともにあたたかく生きる”を会社の理念とするUPIの協業により今回のリローンチが実現した。
「サンクヴィスト」は04年にダニエル・サンクヴィスト(Daniel Sandqvist)と兄のアントン(Anton Sandqvist)、友人のセバスチャン・ウェスティン(Sebastian Westin)の3人が、スイスのバッグブランド「フライターグ(FREITAG)」に影響を受け、重いPCを運ぶバッグを作りたいと考えたのがきっかけで設立。“不要なディテールをそぎ落とす”スカンジナビア・デザインの哲学を背景に、ビジネスやファッションシーンから森の散策まで似合うバッグを開発している。
4月に行われた来日トークショーの中でダニエルは「製品を作るファッションブランドにとって、サステナビリティへの挑戦は矛盾をはらむ難しいテーマ」とした上で、「粗悪なものを頻繁に買い替えるのではなく、流行に流されない良いものを作り、長く愛用してもらうことでその解決を図る」と語った。さらに、「『サンクヴィスト』はほとんどの製品にリサイクル素材を使用し、その素材の調達から輸送までをサステナビリティ・リポートにまとめ透明化をしている。自身の名を冠したブランドだからこそ、その責任を深く感じている」と述べた。
今回の日本でのリローンチに寄せては、「スウェーデンと比べて日本では一人一人が自由な格好をしファッションを楽しんでおり、日本のブランドやそのスタイル、そして品質の高さに深い敬意を持っている」と述べた上で、その中でも「サンクヴィスト」のバッグの優れる点を「定番のロールトップに加え、“グリッド”シリーズなど新しい形状のバッグや“ストリーム”シリーズに見る新しい素材のバッグも増えている。単なるミニマリズムに終わらない、細部に意味のある機能にこだわった“新しい定番”を創造していくのを楽しみにしてほしい」と語っている。